あるキング / 伊坂幸太郎

2012年08月08日 13:38

伊坂幸太郎の「あるキング」が文庫化されたので購入。
後書きによると、雑誌、単行本、文庫で結構な修正がされているようですね。

と、話がいきなり飛びますが、これを読む前に
横山秀夫の「出口のない海」を再読しました。昨年も8月前後に
読んだ記憶がありますが、この時期に読むと心への響き方が
増すような気がします。表現するのは難しいですが、いろんな感情が
浮かび上がってくるこの本。戦争は忘れてはいけないですね。
井伏鱒二の「黒い雨」や百田尚樹の「永遠の0」も読んでみたいとです。

さて、あるキングに話を戻します。
あらすじ
 天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく
 運命づけられたある天才の物語。
 山田王求はプロ野球仙醍キングスの熱烈ファンの両親のもとで、
 生まれた時から野球選手になるべく育てられ、とてつもない才能と
 力が備わった凄い選手になった。
 王求の生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期のそれぞれのストーリーが、
 王求の周囲の者によって語られる。
 わくわくしつつ、ちょっぴり痛い、とっておきの物語。
 
今作でも言葉遊びが多彩で、王と求で「球」だったり、
「おーく、おおくをもとめるがいい」的な発言や他にも
少し笑える文章というのが散りばめられています。

王(キングス)に求められる、王が求めるという意味合いから付けられた名前。
しかし王というものは妬まれ、邪魔者扱いされるものでもある。

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モダンタイムス / 伊坂幸太郎

2011年11月15日 12:45

伊坂幸太郎のモダンタイムス文庫版上下巻を読み終えました。
「魔王」から50年後の世界が描かれています。

 5年前の惨事――播磨崎中学校銃乱射事件。奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや
 国会議員として権力を手中にしていた。謎めいた検索ワードは、
 あの事件の真相を探れと仄めかしているのか? 追手はすぐそこまで……
 大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むにはーー問いかけと
 愉(たの)しさの詰まった傑作エンターテイメント!

 
あとがきにも書かれていましたが、ゴールデンスランバーと同時期に
書かれていたようで、テーマが似ています。

両方とも目に見えない大きなモノが敵で
モダンタイムスは自らその世界に首を突っ込んでいきますが、
ゴールデンスランバーはいつのまにかはめられて、逃げ回るという
正反対とも取れる展開となっています。
モダンタイムス検索
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モダンタイムスの文庫が発売間近

2011年10月11日 15:11

伊坂幸太郎の「モダンタイムス」の文庫版が10月14日に発売されるとのこと。
上下巻で計1,280円(amazon)と文庫にしては割高ですが、
久しぶりの伊坂作品なので楽しみです。

「魔王」の続編ということなのでもう一度読み返しておくことにします。

重力ピエロ(映画)を観た

2011年08月12日 14:02

伊坂幸太郎原作の重力ピエロを観ました。
ほとんどの伊坂作品は2回以上読み直していますが、
この作品だけ再読していないことに気がつきました。

それなのでおおまかな内容は分かっていましたが、
映画を見終わった時に、こんな映画だったっけ?と
不思議な感じに。原作で蜂蜜作りが出ていたか覚えていませんが、
最後は蜂蜜甘いって笑うよりも親父の葬儀場で
空(煙?)を眺めながら語ってる原作の方が良かった気がする。

泉水:加瀬亮
春:岡田将生
父:小日向文世
母:鈴木京香
夏子さん:吉高由里子
葛城:渡部篤郎

小日向さんの若い頃はもうちょっとなんとかならなかったのか。
ギャグ映画かと勘違いしそうになった。
映画も原作も触れてない人は原作を読んだ方が良いと思う。

気になる本を見つけた

2011年05月18日 15:50

不思議の足跡―日本ベストミステリー選集という本。
940円と文庫本にしてはちょっと高めだけど、15名の作家の
短編が収録されているらしい。

個人的に伊坂さんと米澤さんが入ってるだけでも買い。
Story Seller3が読み終わる頃に購入予定。

 伊坂幸太郎、石持浅海、恩田陸、鯨統一郎、桜庭一樹
 柴田よしき、朱川湊人、高橋克彦、畠中恵、平山夢明
 松尾由美、道尾秀介、宮部みゆき、山田正紀、米澤穂信
不思議の足跡―日本ベストミステリー選集 (光文社文庫)

ゴールデンスランバーを観た

2011年05月07日 21:37

本ではなく、映画のゴールデンスランバーを観ました。
伊坂幸太郎原作の映画ですね。
ゴールデンスランバー [DVD]
青柳雅春 - 堺雅人
樋口晴子 - 竹内結子
森田森吾 - 吉岡秀隆
小野一夫 - 劇団ひとり
佐々木一太郎 - 香川照之
キルオ - 濱田岳
青柳平一 - 伊東四朗

ほぼ原作の通り話が進みましたが、セキュリティポットが存在しません。
それによってかなり青柳君の追い込まれ感が少ないですね。知人宛の
電話は盗聴されていますが。

映画を先に観たら原作読みたいと思うかな?という
絶賛は出来ない内容でしたが、ほぼ忠実に再現しているという
意味では良く出来た映画ではありました。

伊坂作品の映像化には濱田君がよく関わっているようですね。

Re-born はじまりの一歩 / 伊坂幸太郎ほか

2011年03月29日 21:04

7人の作者による短編集、Re-born はじまりの一歩を読みました。
伊坂さん意外の作品を読むのは初めてでした。

よろこびの歌 / 宮下奈都
あの日の二十メートル / 福田栄一
ゴーストライター / 瀬尾まいこ
コワリョーフの鼻 / 中島京子
会ったことがない女 / 平山瑞穂
瞬間、金色 / 豊島ミホ
残り全部バケーション / 伊坂幸太郎
Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)

 父の浮気から両親が離婚、娘は高校の寮に入る―今日は家族解散の日。
 最後だから、と秘密の暴露を始めた三人は父の携帯に届いたメールに誘われ、
 見ず知らずの若い男とドライブに出かける(伊坂幸太郎「残り全部バケーション」)。
 行き止まりに見えたその場所は、自分次第で新たな出発点になる!時代を
 鮮やかに切りとりつづける人気作家7人が描く“再生”の物語。


以下感想です。
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