再読2冊 東野圭吾、我孫子武丸

2012年07月19日 16:33

東野圭吾のゲームの名は誘拐と我孫子武丸の殺戮にいたる病を再読してみた。

「ゲームの名は誘拐」は藤木直人と仲間由紀恵によって映画化されて
いたようだけど、見る機会はいまだに無い。最後だけどんなだったか
忘れてたので電車の中で良い退屈凌ぎになった。

「殺戮にいたる病」はやはり表現がエグいながらも、結末を知ってから
注意深く読んでも中々面白い。が、内容的には人を選ぶと思うので
おすすめしにくいのも確か。とにかくグロテスク。
叙述トリックを上手く使っており、最初に読んだ時は
ラストを2回位読んでようやく納得できるくらいだった。

伊坂幸太郎の「あるキング」が8月に文庫化される事を知ったので
また楽しみができてよかった。

影踏み / 横山秀夫

2012年04月06日 12:59

少し前になりますが、横山秀夫の「影踏み」を読みました。
短編ですが、同じ登場人物で時系列になっているため、
非常に読みやすくて面白かったです。

あらすじ
 深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は
 侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、
 刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、
 事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?
 母に焼き殺された弟の無念を重ね、
 真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)

 
脳内に死んでしまった双子の弟が住み着き、会話するというファンタジー。
これを受け入れられない人には厳しいと思いますが、自分は特に気にならず。
終盤、タイトルの意味が明かされますが、なるほどといった感じです。

消息
刻印
抱擁
業火
使徒
遺言
行方

使徒はちょっと良いお話です。
読んでから時間が経ってしまったので感想は省略。

これを読み終わってすぐ東野圭吾の「変身」も読みました。
種類は違いますが、人格という区別で似てるかと思って読み返したのですが、
やはり方向性は全く違うものでしたね。どちらも楽しめましたが。
---
久しぶりに米澤穂信の文庫版が発売されるようで嬉しいです。
4月20日「追想五断章」が発売予定。

殺人現場は雲の上 東野圭吾

2012年03月28日 12:51

東野圭吾の「殺人現場は雲の上」を読みました。
タイトルから飛行機内で起こる事件なのかと思いましたが
そういうことではありませんでした。
短編と言うこともあり、軽く読めます。が、内容も薄いので
それなりに暇つぶしの出来る本といった感じでしょうか。

あらすじ
 新日本航空の花のスチュワーデス、通称・エー子とビー子。
 同期入社でルームメイトという誰もが知る仲よしコンビ。容姿と性格には
 かなり差がある凸凹コンビではあるけれど…。この二人が奇妙な事件に遭遇する。
 昼間、乗務中にお世話した男の妻が、自動ロックのホテルの室内で殺害されたのだ。
 雲をつかむような難事件の謎に挑む二人の推理はいかに?

 
 ステイの夜は殺人の夜
 忘れ物に御注意ください
 お見合いシートのシンデレラ
 旅は道連れミステリアス
 とても大事な落し物
 マボロシの乗客
 狙われたエー子

以下ネタバレを含む感想を少しだけ。
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怪しい人びと 東野圭吾

2012年03月13日 16:34

さまよう刃以来となる久しぶりの東野圭吾作品を
読みました。長編は疲れるので短編を選んでみました。

 俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。
 その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも
 部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、
 車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)
 あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。

 
綾辻行人のどんどん橋~を読んだ直後の為、犯人当ての要領で
読んでいたら後から事実が発覚して犯人が割れるというものだったので
ちょっと違和感がありました。犯人の目星は付きますが、理由までは分かりません。
今回はネタバレなどなしでちょっとだけ感想を。

寝ていた女
もう一度コールしてくれ
死んだら働けない
甘いはずなのに
結婚報告
灯台にて
コスタリカの雨は冷たい

この中では灯台にてが一番面白かったですかね。
甘いはずなのにも面白かったです。話は悲しいものですが。
コスタリカの~も面白いのですが、解明部分が何とも
説明がちになっていてせっかく面白い題材だったのに
もう少し何とかなったのではないかなと思ってしまいました。

さらっと読めるので良い本だと思います。

さまよう刃 / 東野圭吾

2011年08月11日 16:15

東野圭吾のさまよう刃を読み終えました。

あらすじ
 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、
 未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。
 謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように
 娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、
 警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。
 世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。

 

となかなか厳しい題材で、表現もかなり残酷です。
少年法を題材とした、通常社会でも起こりうる話の為、
話には入りやすいですが、レビューでは賛否両論ですね。

自分は小説に対して「作者の意図」というのをあまり重視していない
(そこまでなかなか読み取れない)ので、そこに対する批判はありませんが、
テーマがテーマなだけに単純に面白いとも言えないのは事実。

以下ネタバレを含む感想など。
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仮面山荘殺人事件 / 東野圭吾

2011年07月01日 15:45

久しぶりに東野圭吾の作品を読みました。
仮面山荘殺人事件
 8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。
 外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。
 恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、
 犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、
 パニックに陥っていった……。

 
単行本として発売されたのが1990年ということで携帯電話が
登場しませんが、そんなに古くささを感じない小説でした。
ラストは見事にひっかかりました。お見事でした。

以下ネタバレ含む感想。
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予知夢 / 東野圭吾

2010年07月05日 11:54

久しぶりに東野作品を読んでみた。
短編の予知夢。読んでから気付いたのですが、ガリレオシリーズだった。

amazonでの評価は概ね高いのですが、個人的には微妙でした。
草薙が湯川に頼んで解決してもらう、というこの構図が短編だと
急ぎ過ぎていて魅力がよく分からなかった。

オカルトっぽく見せかけておいて実は科学的に証明。
これを5本連続で読んでるとちょっと飽きる感じがした。

容疑者Xの献身は長編のガリレオらしいので
機会があったら読んでみようと思う。


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