第三の時効 / 横山秀夫

2011年11月01日 16:02

出口のない海に続いて横山秀夫の2冊目、第三の時効を読みました。
6つの篇からなる短編集なのですが、全部読むのに時間をかけすぎた為、
細かい所まで思い出せませんが、読み応えのある本でした。

 殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、
 巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?
 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、
 全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との
 呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、
 あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。
 大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。


ってシリーズものになるんですね。
他のシリーズも読んでみたいと思います。

沈黙のアリバイ
第三の時効
囚人のジレンマ
密室の抜け穴
ペルソナの微笑
モノクロームの反転
真犯人を暴く場面がちょっと急すぎるという印象がありますが、
どれも面白かったです。
基本的に新事実が明かされるまでは読者にヒントはないので
結末を予想するのは難しいと思いますが、この本の読みどころは
そういった推理ではなく、刑事同士の凌ぎ合いというか、
朽木、楠見、村瀬班長同士のプライド、それぞれの班の中にも
自分の居場所を確保するために必死だったり、相手を蹴落とそうと
したり、敵は犯人だけじゃないという視点が新鮮でした。

横山さんは半落ちとか、クライマーズ・ハイの作者だったのですね。
シリーズ物の他にもこれらも手を付けていきたい所です。
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