動機 / 横山秀夫

2011年11月25日 12:51

横山秀夫氏の「動機」を読み終えました。
警察内部、元殺人犯、記者、裁判官がテーマとなる4つの短編集。

動機
 警察手帳一括保管を提案、実行されてまもなく30冊の手帳が盗まれる。
 内部犯行と思われるが、動機が見つからない。マスコミへの発表もあり、
 残された時間がない貝瀬は...

逆転の夏
 女子高生殺しで服役し、出所。手助けを得て仕事を獲得した男の元に
 殺人依頼の電話と口座へ大金が振り込まれてくる。
 元妻と子供への仕送りの為、苦労する男が取った行動は...

ネタ元
 新聞記者の女が大手新聞社から引き抜きの提案を受ける。
 自分が必要なのか、それとも自分が握っているネタ元が必要なのか。

密室の人
 公判中に居眠りをしてしまった裁判官の話。
 記者、上司、そして妻との関係に変化が。
 
以下ネタバレ感想。
動機
 犯人自体にそれほど驚きは隠されていませんが、その動機が意外でした。
 それどこのタイトルなのか、ということでしょうかね。
 内部犯行と見せかけて外部とグルとかそういう話ではないので
 面白みとしては微妙ですが、貝瀬の苦悩という部分は十分に
 書かれていました。最後の「やっ」も綺麗に終わらせてくれています。

逆転の夏
 電話の主までは分かりませんが、こちらもなんとなく犯人が分かる話。
 電話を使って二人の男をうまく誘導させていくという、うまい話。
 もう一人の方への通話はあとから分かるものなのですが、
 娘を殺された恨みを晴らしたい父親と、どうしても死刑にしたい人を
 うまく利用する話。それぞれ対象が違うというのは面白いですね。

ネタ元
 ネタをくれた本当の理由がなんとも言えない。
 この後職場環境は良くなったのかが気になる。

密室の人
 これはタイトルもうまいな~と思った。
 裁判中に居眠りをしてしまった理由が、妻と上司の過去に関係が
 あったものだった。最後、茶室に妻はいたのだろうか。
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