震度0 / 横山秀夫

2012年02月27日 14:03

横山秀夫の震度0を読みました。
あらすじ
 阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。
 県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?
 キャリア、準キャリア、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が、
 複雑に交錯する……。


話の序盤から殺人容疑者の捕り逃し、阪神大震災、
警務課長の失踪といろんな事が立て続けに起こり、
刑事部長、警務部長、交通部長、生活安全部長、そして本部長が
次々に登場し、頭の整理が付かないまま話を読み進めてしまった為、
誰かに感情移入することができずに淡々と読み進めることに
なってしまいました。以下ネタバレを含む感想。
まず、読み進めていくと、それぞれの登場人物がみんなクズ。
自分の将来の事しか考えておらず、それぞれの部で上がってきた
情報を隠し、自分に有利に捜査を進めようとする。
そんな中でボロを出す人間がいたり、隠し事がばれないように
捜査をさせなかったりと、クズとクズの騙し合いの様なものに発展。

さらに部長達の妻達が登場し、こちらもドロドロの人間関係。
それぞれが監視し合っている感じで、ある意味リアルではありますが。

大震災が起こっている中で自分のキャリアの事しか考えない
クズ男達の覇権争いの物語となっていますが、やはりこういった
男を書くのは横山さんお得意ですね。見事なクズっぷりです。

いろいろな事件を混ぜて結論に向かうのですが、真相が
失踪した課長の奥さんから語られるという味気ない結末。
そしてそれぞれの手の内がばれてしまい、この事件を機に
一気に信用と信頼を失った部長達。(もともと無かったでしょうけど)

ある意味この後のN県警が気になります(笑)
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