追想五断章 / 米澤穂信

2012年05月21日 17:21

米澤穂信の追想五断章を読みました。
久しぶりの文庫新発売だったので楽しみにしていましたが、
これもまた今まで通り楽しめました。

あらすじ
 大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、」
 死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。
 調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の
 容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の
 人間の光と陰を描き出す。

 
可南子の父、叶黒白の書いたショートストーリーがなかなか面白く、
本編もそれなりに楽しめました。

ネタバレを含む感想は以下へ。
まず、5つのリドルストーリーと別々に書かれた結末。
それぞれにタイトルが書かれているため、このストーリーの
結末はこうです、となるのですが、それが他の可能性を示している事が
簡単に分かってしまいます。そこを更に裏手に取るかと思いきや、そうではなく。


芳光と伯父の関係とか実家との関係が、妙にリアルで良いですね。
本人の苦労が理解しやすいです。最終的に戻ってどうするんだろうと
その先が気になりますが、物語の結末ははっきりかかれていて、
リドルストーリーを題材としたので、最後もそうかと思いました。

本人達同様、こちらも5つの物語を早く読みたいという
気持ちにさせてくれて、しっかり読めるので満足しました。

古典部シリーズはおもしろおかしい楽しめる作品ですが、
ボトルネックや玉野五十鈴の誉れのようなダークな話も好きなので、
今後はまたそういった本が読めると嬉しいです。

何はともあれ、まずは古典部シリーズ5作目の文庫版を・・・
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