2人の成長株【NBA_Pacers】

2013年03月08日 11:16

ペイサーズの成長株と言えば、もちろんポール・ジョージなのですが、
それよりもピックアップした方が面白い選手が二人ほどいます。
なかなかメディアには取り上げられないでしょうし、注目する人は
いても、まだそれほどではないはず。

その二人とはランス・スティーブンソンと、オーランド・ジョンソン。
ルーキーのオーランドを成長株として扱うのはどうなのかは、さておき、
2巡目指名のこのコンビ、なかなか素晴らしいものを持っています。

まずはオーランドから。

オーランド・ジョンソン (Orlando Vincent Johnson)
1989年3月11日生まれ カリフォルニア出身の23歳
身長は6-5(196センチ)、体重は220(100キロ)
サンタバーバラ大出身
2012年ドラフト 36位指名でSACが指名後現金とのトレードでIND入り

個人的には「おにぎりくん」というニックネームを付けたいと思っていますが、
オーランドの母親は彼が1歳の時に殺人事件に遭い、他界しています。
祖母が面倒を見てくれましたが、その彼女も6歳の頃に亡くなり、
4人の家族を火災で失い、11歳の頃、もう一人の祖母も死亡。
絶望的な人生を歩んできました。しかし、二人の兄(何人家族だったんだろう)が
オーランドを大学に入れるまで面倒を見て、無事にNBA入りを果たしました。

ペイサーズに入団後、最初はプレイタイムを貰えず、Dリーグに行くことが
多かったのですが、ダニーの欠場とグリーンの不調により、お試し期間で
起用される事が増えました。
最初はディフェンスがイマイチに思えたのですが、出場時間が増えると
みるみる内に成長を見せ、ボールハンドリング、3PT、リバウンドと
2巡目としては当たりの部類に入るピックとなりました。

スター選手にはならないでしょうが、優秀なロールプレイヤーに
なれる可能性大です。なんでも、6-5という身長なのに6-11という
長いウイングスパンを持つ彼。リバウンドが強いはずですね。

また、最近は自ら3PTを打つ場面も多くなりましたが、当初は
セットオフェンスの中でフリーで打つ機会が多く、ボーゲルの
システムの理解度が高いと思われます。
もちろん、ディフェンスがよさそうと言っても、まだ若く、経験も
少ない彼はベテランの餌食になることでしょう。

現在のスタッツ
10.5min 3.5pts FG.429 3PT.463 FT.708 2.0reb 0.8ast

ダニーが復活するとプレイタイムは減りますが、シーズンが終わる頃には
今よりも上がっているかもしれません。
今では完全にグリーンよりも信頼されています。
---
ランス・スティーブンソン (Lance Stephenson, Jr.)
1990年9月5日生まれ ニューヨーク ブルックリン出身の22歳
身長は6-5、体重228(103キロ)
シンシナティ大出身
2010年ドラフト 40位指名でIND入り
彼はオフコートの問題児として知られており、本来は1巡目の力が
あったのに、素行の悪さで2巡目まで落ちたとも言われていました。
そんな彼をラリー・バードが獲ったというのも不思議な話です。

2008年
 1月 チームメイトとの口論で5日間の停学と2試合出場停止
 10月 学校内の痴漢容疑で逮捕(唖然)
2010年
 8月 ガールフレンドを階段から突き落として逮捕(呆然)

と、結構やらかしています。
しかし、NBA選手なんてみんながみんな聖人君子ではないですからね。

高校時代にコートサイドアナウンサーから
「Born Ready」というニックネームを受け取ったランス。
要約してしまえば、天性のものを持っているという褒め言葉でしょう。
そのアナウンサー、ガルシア氏は
「彼より2つ3つ上の者達とプレイしていたのに、彼はまるで
 NBAのベテランプレイヤーの様なプレイをしていたんだ。
 思わずそう呼んでしまったよ。」
そのBorn Readyはランスの右腕にタトゥーとして刻まれました。

高校時代にはニューヨークの記者投票によるClass AAを獲得。
良く分かりませんが、凄い選手だったようです。3回のNY州
1stチームの選出、ニューヨーク州における、高校の得点記録(2946pts)を
マークしていたそうです。ちなみに高校の先輩(卒業生)には
セバスチャン・テルフェアがいるそうです。(エイブラハム・リンカーン高校)

その後、シンシナティ大を経て、ペイサーズに入団しますが、
2巡目ということもあり、ルーキーシーズンは12試合のみの出場。
66試合となった2シーズン目にはそれなりに出場時間が増えましたが、
目立つ事はありませんでした。初のダンクと初の3PTを決めたという
感じで盛り上がる位でした。

3年目の今シーズン。ダニーが欠場となり、その代わりを
務められる選手がなかなか決まりませんでしたが、消去法でランスに。
最初はそんな感じでした。

しかし、試合をこなすにつれて、プレイに安定感が見え始めます。
下手くそだったファストブレイクを良く決めるようになり、
リバウンドからのオフェンス転向への速さ、平均点よりちょっと上を
いくか?と思えるディフェンス、そしてシュートの向上が見られました。

元々PGもこなせるという所で、ハンドリングにはさほど不安はありません
でしたが、いろいろな面での成長が見られます。

また、最近はコート外での悪い話も出てきていません。
プレイオフでのレブロンへのチョークポーズというのはありましたし、
先日の乱闘でも部外者→当事者への素早い転向など、完全ではありませんけどね。

アレによって、ヒバートから「罰金は俺が払うよ」という電話を受けて
二人の親密度がアップしたなんて談話もありますが。。。

ポールばかりが話題に挙がりますが、彼だけではありません。
こういった選手の成長が今季のINDの好調を支えているのだと思います。

もう少しベンチ陣が頼りになるといいのですけどね。
スターターが酷使されて、最後疲れて落とす試合はもう観たくありません。

ダニーの復帰、セカンドユニットの向上次第では
昨年以上の結果を残す可能性はありそうです。
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コメント

  1. す | URL | -

    Re:2人の成長株【NBA_Pacers】

    おにぎりくん!うちの息子は、どんぐりくんって呼んでます(笑)
    なんか、オーランドって愛嬌ある顔してますよね。そんな、苦労人だったんですね。
    ランスは、すごく好きなプレーヤーです。これからも、あのゴール前の素晴らしいスピードに乗ったシュートを何度も見たいです!

  2. ティンズリー | URL | -

    Re:2人の成長株【NBA_Pacers】

    お久しぶりです。二回目のコメントさせてもらいます。

    スティーブンソンは昔たまたまSLAMの表紙?にジョンウォールと一緒に乗っていて私はNCAAに詳しくはないのですが、ウォールっていうすごいのが入ったと騒がれていたのでその隣でドヤ顔していた知らない奴に、「こいつ誰」ってなったのが一番最初に彼を知った時でした。

    最初はあまり注目、活躍してませんでしたが、あのバードが結構見込んでいると聞いていたので今年の彼の活躍はうれしいです。
    個人的に彼のプレースタイルは好きなので、このままスタートで使ってほしいです。
    ていうかシックスマンになると活躍しなさそうなタイプなので…。

  3. mt | URL | -

    Re:2人の成長株【NBA_Pacers】

    オーランド君は牧歌的な雰囲気でいいですよね、髪形が確かに海苔っぽいです(笑)
    ランスもすごく成長しましたね
    シーズン初めは3があまり入らなかったのにいつのまにか安定してきてびっくりです
    二人とも今後が楽しみです!

    関係ないですがINDのフロントはウイングスパン好きなのではないかと考えています
    ランスも6-10.5
    ヒル 6-9 DG 7-1.5 ウェスト7-4.25
    ブローやプラムリー君は普通なのでたまたまかもしれませんが(笑)

  4. 31Iscream | URL | gZ7cPoAA

    > す さん

    あ、どんぐりくんも良いですね。
    同じ様な印象を持っているようですね(笑)

    2巡目指名の若い二人に頑張ってもらいたいですね!

  5. 31Iscream | URL | gZ7cPoAA

    > ティンズリーさん

    相手にとっても、ランスみたいなプレイヤーに活躍されると
    なんとも微妙な気持ちになると思います。誰だよ、、、みたいな。

    バードの置き土産の一つ、今後もチームに残ってもらいたいです。
    確かに6thマンというよりもスターター向けかもしれませんね。

  6. 31Iscream | URL | gZ7cPoAA

    > mt さん

    オーランドの思わぬ仕事っぷりもランスのうまさも
    良い材料になっていますね。

    そういえばポールも腕が長いですし、ヒバートも身長7-2で
    ウイングスパン7-9というのを見かけた気がします。

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