2013年04月10日 15:15
クリーブランド・キャバリアーズと対戦。
ラリー・バードが勇退後初の観戦、コートサイドには
トレイシー・マグレディの姿がありました。
CLEはダニエル・ギブソン、C.J.マイルズ、ディオン・ウェイターズ、
ルーク・ウォルトンが欠場でした。
出だしは4-0とやられましたが、ヒバートとウエストが
点を重ね、開始6分で8-20とようやく吹っ切れたかのように見えました。
しかし、そこからペイサーズは3連続ミスなのに対し、CLEは
ゼラー、トンプソン、アービングと点を重ね、17-20とされます。
ぽーるの ジャンパーとヒルのスティールからのダンクで17-24と
しますが、結局26-29で第1Qが終了。
最後、ボールの奪い合いからヒルがファールを貰いながら3PTを
決めたのですが、その前にショットクロックという事で取り消されました。
第2Q、第3Q共にリズムが掴めないまま、特に3PTが全く入らず、
第3Q終了時のFG%は54%と35%と大きく突き放され84-64で
敗戦ムードが漂いました。
せっかくFTを貰っても2本決める事はほぼ無く、1/12(8.3%)の3PTに
頼るわけにもいかず、プレイオフ前にあまり良くない試合が続く事を
心配しました。今日はアドバンテージを取りたいリバウンドでも
イーブンで、そこから点を許すことも多かったです。
更に第3Q残り2分にボーゲルが2つのテクニカルを貰って退場。
ブライアン・ショウが指揮を執ることになりました。
ヒバート、マヒンミ共にアービングのピック&ロールに対応できず、
マヒンミはFTを貰っても0/4と奮いませんでした。
そこでショウはマヒンミに替えてペンディをコートに送り出します。
7分41秒にオーガスティンが3PTを決めて、88-73と15点差。
タイラーのFT1本とポールの3PTで88-77とすると、CLEがタイムアウト。
諦めかけた試合で、チャンスが見え始めた為、ランスとウエストを戻します。
ランスとヒルがレイアップを決め、CLEは無得点が続く中、
残り4分50秒にはゼラーがファールアウト。ランスが2本のFTを決めて
88-83と5点差。
アービングのシュートが外れ、ヒルがレイアップを決めて遂に3点差へ、
しかし、ここでアービングにタフなシュートを決められます。
INDはポールがFTを貰いますが、ここでも1/2と決めきれず。
残り3分41秒からお互いにスティールとブロック合戦で点が取れず、
特にINDは3回のオフェンス失敗の間、2つのTOと焦りが見えました。
この間、CLEが付き合ってくれて助かりました。
すると、1分49秒、ヒルの3PTに対し、リビングストンがファール。
1点差にするチャンスを得ますが、FTは2/3。先ほどのポールのミスと
合わせれば、ここで同点になっているはずでした。
そして、アービングにシュートを決められて残り1分半で92-88。
タイムアウト明け、ポールがミスマッチを突いてポストプレイで
レイアップを決めて92-90。残り1分となり、ゆっくり攻めるCLE。
=今日見所はここからでした。要チェック!=
スターターを戻したものの、センターにはジェフ・ペンダーグラフが
そのまま出場。ヒバートはベンチで応援団となっていました。(後述)
アービングへの厳しいディフェンスでパスをさせると、
それを狙っていたランスがスティール。ヒルへの上手いパスで
レイアップアンドカウント。今度はFTも決めて92-93と逆転に成功。
しかし、会場の熱にも押されないアービングがファールを貰って
FT2本をしっかりきめて94-93と再逆転。ここは3ポイントプレイに
ならなくて本当にラッキーでした。
残り37秒、タイムアウト明け、INDはあまり時間をかけずに
ポールをフリーにして3ポイントを打たせました。
するとこれが見事に決まり、再々逆転で94-96。
CLEはタイムアウトを取らずに攻めます。もちろんアービングが持ち、
ドライブに来ましたが、そこに立ちはだかるペンディ。なんと、
この大一番でテイクチャージを成功させてしまうのでした。
実際にはギリギリのジャッジで、ビデオ判定となりましたが、
無事にアービングのオフェンスファールとなり残り13秒でINDボール。
すぐにファールをさせずにランスが運んでゴール下のペンディに
渡した所でファール。最善の人選ではありませんでしたが、
これを1/2で決めて94-97。最低限の仕事はしました。
彼に2本決めろというのは酷でしょう。最低限とは言え、十分過ぎる
内容でした。
CLEのラストプレイはアービングに渡すこと無く、エリントンが
3PT早撃ちでミス。リバウンドを取ったポールにファールし、
FTとなりますが、最後は2本決めて逃げ切りに成功。
酷いプレイも多々ありましたが、最後の数分は最高のプレイで大逆転。
第4Q突入時の20点差跳ね返しは中々見応えがありました。
これでいろんなものを吹き飛ばせるといいですね。
CLE 94 - 99 IND 15279人
FG 39/85(.459) 3PT 3/10(.300) FT 13/15(.867)
14/24=39reb 18ast 5stl 17TO 7blk
A.ジー 4pts 6reb
T.トンプソン 10pts 7reb
T.ゼラー 18pts 3reb
W.エリントン 9pts 4reb
K.アービング 29pts 3reb 7ast 8TO
Pacers 49-29
FG 32/79(.405) 3PT 4/16(.250) FT 31/46(.674)
18/27=45reb 13ast 14stl 9TO 6blk
P.ジョージ 14pts(4/12) 7reb 3stl
D.ウエスト 15pts 9reb
R.ヒバート 8pts 5reb 3blk
L.スティーブンソン 13pts 8reb
G.ヒル 27pts 4ast 4stl
T.ハンズブロー 12pts 4reb
試合を通してヒルが非常によく頑張ってくれました。
FTに関してはスターターは高確率で決めていたようです。ベンチが
5/14と足を引っ張りました。
スタッツ的な所でいうと、ヒバートは4試合連続の20ポイントオーバーが
途切れ、23分弱のプレイに縮小。
ペンディは8分間の出場で1ポイントながら+23という離れ業。
さて、今日はこの2人が主役です。
ヒバートは第4Qは全く出場していません。
端から見れば頼りないMAXプレイヤーに映るかもしれませんが、
実際の所は違いました。
ボーゲルが退場となり、ショウが代わりとなりました。
彼は点差が近付いた所でヒバートを戻すつもりでいたそうですが、
ヒバートがそれを望まなかったのだそうです。
ヒバート自身がコーチにペンディを出し続けるべきだ、と進言。
彼はとても良くプレイしているし、20点差を潰しはじめた
きっかけを与えた張本人だ、と。
「ゲームをクローズする時間にコートに立っているに値する選手だ。
彼は誰よりもハードに練習するし、今日は彼がキーとなっていた。」
ヒバートはベンチで腐ることなく、最後までチームメイトを応援し続けた。
「お前が勝利をもたらすんだ、ペンディ」
例のテイクチャージの直前にヒバートがペンディに送った言葉だそうです。
その言葉があのプレイを生んだと言っても過言ではないのでしょう。
下手したら3点プレイでやられる所でしたが、オフェンスファールとなりました。
そして、ヒバートは ‘I told you, I told you,’とペンディに駆け寄ったそうです。
そして試合終了後、真っ先にペンディに走って向かっていったのもヒバートでした。
真のチームリーダーが育ちつつありますね。
出して貰えずに文句を言うプレイヤーも多くいますが、
ヒバートはチームの勝利を第一に考え、そして味方の成功を
心から喜ぶ素直な選手です。
試合後、ショウとも笑顔で話しており、起用に関する不服は0の様子。
すぐさま、チームを誇りに思うというツイートもしています。
同時にウエストも同様の事を書いていました。
なお、INDが90点以上とった為、明日、パパジョーンズのラージサイズのピザが
9ドルで買えるそうです。ネットオーダーでPACERS90 と入力するそうです。
こんなサービスいつから始まったのでしょうかね。
また、ボーゲルはリーグで1番テクニカルを貰っているコーチに
なったそうです。(9個)
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コメント
す | URL | -
Re:Game 78 vs キャバリアーズ【NBA_Pacers】
コムキャストのせいで試合が見られず、ネットで経過をチェックしていただけですが、20点差ついて第4Qに入ったときには、完全に諦めて、チームどうしちゃったんだろう~、ポールどうしちゃったんだろう~、と溜息を30回ぐらいついていたのに、あれよあれよと逆転。ポールも最終的には14pt。
でも今日はペンディだったんですね。そして、ヒバートとのそんなエピソードがあったとは!!
いろんな記事には、ボーゲルの退場がチームを目覚めさせたってありましたね。ボーゲルも役者かもしれませんね。
( 2013年04月10日 20:07 [編集] )
6rock9 | URL | -
お久しぶりです。
ディビジョン制覇おめでとうございます。RSも残り僅か、気になるのはファーストラウンドの対戦相手になるとこでしょうか?
贔屓チームを持たない私ですが、お世辞抜きに今シーズンのペイサーズには期待しています。
少し気が早いですが、マイアミの連覇が確定路線のように言われるなか、個人的に止めるならイースタンのチーム、ペイサーズかニックスかと思っております。ウェスタンから勝ち上がってくる何れかのチームもファイナルまで来たマイアミは最早止められないと考えます。一ファンの戯言ですが予想は当たる外れるは別にして付き物ですからね
31さんのブログを通して応援してます。
( 2013年04月10日 20:53 [編集] )
31Iscream | URL | gZ7cPoAA
> すさん
自分も中盤は適当に見てました。。。
ボーゲルが退場になった時もそうですよね〜という感じで見てましたが、
ハイライトを見たらあんなに切れてたんですね(笑)
最後の最後でコートにいた全員が仕事したというのも珍しいです。
もちろんベンチの応援団もですが、ウエストはブロック、ランスはスティール、
ヒルの速攻レイアップ数本、ポールのインサイドとあの3PT、そして
ペンディ。最高でしたね。
特に不調続きだったポールが最後の最後で素晴らしい活躍をしたので
次に繋げて貰いたいです。
( 2013年04月11日 09:52 [編集] )
31Iscream | URL | gZ7cPoAA
> 6rock9さん
お久しぶりです!
この試合の途中までは、このままプレイオフいっても
一回戦敗退かな〜と思いましたが、やればできるんですね。
マイアミと戦うには、好調のニックスを倒さないといけませんが、
まずは当たりそうなCHI、ATL、BOSも強敵です。
どこまでいけるか楽しみです。
( 2013年04月11日 09:55 [編集] )
HIsa | URL | -
Re:Game 78 vs キャバリアーズ【NBA_Pacers】
ご無沙汰しています。なかなか書き込めませんがいつも楽しみに拝見しています。
ボーゲル熱いですねー。選手と一緒に戦っているところ大好きです。これでリーグ1熱いコーチ認定間近ですねw
それにしても、ジェフ君の8分間+23はすごい!
普段ムードメーカーとしてチームを盛り上げてる姿を見るたび、頑張って欲しいなと思っていましたが、今日はやってくれましたね!
昨シーズンのPOではベンチプレーヤーの活躍が勝敗をわけた試合もあったように思いますが、今シーズンはぜひ今日のジェフ君みたいにベンチ陣も活躍をして、チーム全員で頂点を目指して欲しいですね。
( 2013年04月12日 00:12 [編集] )
31Iscream | URL | gZ7cPoAA
> HIsaさん
返信が遅れて申し訳ございません。
ボーゲルはなかなかリーグへのお布施の貢献が高いようですね。
試合前のハドルでもペンディは中心で叫んでいますが、彼が加入して
割とすぐに今の立場にいた様な記憶があります。
まだプレイオフで安定するのは難しいと思いますが、少しでも
経験を詰んで将来に繋げてもらいたいですね。
( 2013年04月14日 10:04 [編集] )
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