求めていたものが手に入った今シーズン【NBA_Pacers】

2018年05月24日 17:58

しつこいくらい何度も使ってきたけど、「がっとぱんち」は
あの時、「多くのものを失う」と覚悟するには十分ほど
ショッキングな出来事だった。

オラディポに関してはNBAのデビュー戦がインディアナで
スタンディングオベーションを受けていた事と、
彼の活躍せいで負けた試合があった事を強く覚えていたので
オフェンスに関しては結構期待をしていた。
昨シーズンのダンクオブザイヤーなんかもあったかもしれない。

ドマスに関しても、まだまだこれからだし、
1年目の大半をスターターとして出場したのは
INDにとってラッキーに違いないと思っていた。

しかし、当時ポール・ジョージがチームから離れるというのは
とてもきつかった。「契約下にあるから今もペイサーだよ」とか
煮え切らないコメントを出していたものの、あっさり
「再契約する意志はない」と手の平を返されるとは思ってもいなかった。

ジョージのディフェンスはかなり評価されていたと思う。
レフリーに文句言ってたり、手を抜く部分はあったにしても
レブロンやメロにマッチアップさせることが出来る頼れるプレイヤーではあった。
実際にディフェンシブチームに選出されることもあり、INDのディフェンスは
彼から来ているものだと思っていた。

そんな彼がいなくなり、誰がレブロンやヤニス、相手エースにつくのか心配だったけど
Thadが覚醒した。昨シーズンも結構やっていたとは思うけど、
今シーズンのThadはひと味違った。多くの日本人ファンを惚れさせた。(ソースはINDファンのTwitter)

Thadだけでなく、ボーギーも頑張っていた。

思ったよりもディフェンスで崩れることは無かった。
それどころか、シーズン中盤からオラディポのスティール連続記録が
目立ち始める。最終的に64試合継続しながらシーズンを終えた。
来シーズンまた記録が続いていくのだろう。これはとても楽しみな記録である。

時にはビッグマン相手にモンスターブロックをかます事もあった。
ジョージの様に相手を押さえ込むディフェンスではなく、
奪って走ってファストブレイクで点を重ねる事が増えた。
結果、今シーズンのINDは予想外に勝ちを増やし、プレイオフでも
CLE相手に頑張る事ができた。

ポイントリーダーでもあったジョージが抜ける事で
オフェンス、ディフェンス共にレベルが下がると思ってしまっていたけど、
蓋を開けたらこの数年で一番楽しいバスケをするチームになっていた。

KPがトレードの時からここまで予測していたとは思わないけど、
結果的にそうなった。

そして一番大きかったのは、チームを引っ張るエースが誕生したこと。
ジョージがエースじゃなかったという訳ではないけど、
ファンが望むエース像とは少しイメージが違った。あきらめが早かったり
チームメイトを包み込む余裕が無くなっていたり。

オラディポを始め、チーム全体が試合が終わるまで諦めないチームとなっていた。
オフェンス、ディフェンス、そして求めていたリーダーという全てを
埋めてしまったオラディポ。オールスターにも選ばれ、MIP候補となり、
オールディフェンシブチームにまで選出された。

トレードで出された事の悔しさによるオラディポ自身のステップアップと
傷ついたファンが新しいエースを求めるタイミングがピッタリとはまった。
そして戦えるチームであると証明をしてみせた。

ATLのシュルーダーが「IND(とMIL)は自分にフィットすると思う」と発言したように
誰も見向きもしないはずのチームが少し陽の当たる場所に出てくる事ができた。
これはチーム全員の働きなんだけど、原動力は間違いなくオラディポだった。
ヒル、ランス、ジョージ、ヒバートがローズ率いるブルズに善戦した結果、
ウエストが来たあの時に似ているかもしれない。

ほぼロスターを変えずに戦えるであろう来シーズンが今から楽しみだ。

ジョージを酷評してしまったので、彼の一番好きだった部分を挙げておこうと思う。
ファストブレイク時に前を走るディフェンスの背中側に進路を取って
ディフェンスをかわそうとする所だ。でもその後シュートが決まるかはまた別の話。
あのドリブルが好きだった。
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    New