砂漠 / 伊坂幸太郎

2010年07月27日 14:09

アマゾンのレビューでは結構「駄作」と書いている人もいて、
どうなのかな~と思いつつ読み始めた砂漠。
自分もこの作品はちょっとのめり込めませんでした。

なんてことは、まるでない。

やはり伊坂作品のキャラクターが個人的にはドストライクです。
西嶋がやはり話題に上がりやすいと思うんですけど、
彼に似たような性格の知り合いがいて尚更感情移入が出来てしまった。
あそこまで突き進んではいないですけどね。

 大学の一年間なんてあっという間だ」
 入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。
 学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という
 “砂漠”に囲まれた“オアシス”で
 超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、
 まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。
 パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。


以下ネタバレを含む感想。
ジムの件とか、超能力とか終盤に向けて一気に伏線回収している辺りから
なるほどなるほど~と夢中になって読み終えた。
さっぱりする終わり方で、いい本だった~と思えた。

夏に鳥井があんなことになってしまい、え?何この展開?
と思って、「砂漠に雪を降らせる」というのが、落ち込んだ
鳥井を冬に元気にさせて終わるのか~と思ったら全く違った。

前向きに克服し、麻雀にもボーリングにも取り込む強さ。
西嶋も強烈だけど、鳥井もいいキャラしてる。

最後の莞爾の台詞、「本当はお前らみたいな奴らと仲間になりたかったよ」
最初はなんか嫌な感じなキャラっぽくもあったけど、北村がいつか会えるといいな
と思えるようになっていたのが分かる気がした。
こういう言葉を素直に言える人ってなかなかいないんじゃないだろうか。

「人生における最大の贅沢とは人間関係における贅沢である。」
学長のありがたいお言葉。

砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
(2010/06/29)
伊坂 幸太郎
商品詳細を見る
関連記事


コメント

  1. なぎ | URL | GCA3nAmE

    Re: 砂漠 / 伊坂幸太郎

    とりあえず買ってみました。
    某事務所の社長オススメの本を読んでるのであと2冊後になりそうですが。
    今読んでるのが読めない…。軍事ヲタ的知識がないと読めない…。

  2. 31Iscream | URL | -

    > なぎさん

    自分は読む作家さんが偏っているので
    いろんな方の本を読みたいと思っているのですが、
    専門的すぎると大変そうですね。。。

    砂漠、気に入ってもらえるとよいですね~

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://31iscream.blog2.fc2.com/tb.php/266-d1c0c076
この記事へのトラックバック

「砂漠」伊坂幸太郎

砂漠 おもしろかったですー。「魔王」以来、伊坂さんがいっそう好きになってしまったのですが、これもよかった。伊坂さんの語り口が堪能できます。「アヒ鴨」で残ったやりきれない思いも、心に残るものではあったのですが、やっぱりこういうすっきりしたものは、読んで...



New