インシテミル / 米澤穂信

2010年10月12日 12:47

何度か触れてきましたが、米澤穂信のインシテミルを読み終えました。

 「ある人文科学的実験の被験者」になり、7日24時間監視付きで
 隔離生活するだけで時給11万2000円がもらえるという募集に釣られ、
 何も知らずに〈暗鬼館〉に集った、年齢も性別も様々な12人の男女。
 彼らに知らされた実験の内容とは、より多くの報酬を巡って参加者同士が
 殺し合う殺人ゲームだった。


映画化でも話題になっていますね。続きが気になる内容で
一気に読み終えてしまいました。夜、報酬に関するルールによる
縛りや制限も面白さの一環でした。

以下ネタバレ含みます。

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(2010/06/10)
米澤 穂信

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一人殺害することで報酬2倍。その殺人事件の犯人を当てると報酬3倍という
すごいルールを聞かされても、普通にしているだけで1800万以上貰えるのだから
1週間平穏に過ごそうという暗黙の了解の中早速出る死者。

この時点で全員の武器を金庫にぶち込んでも良かったと思いますが、
そうは出来ない心理戦みたいなものになってしまいました。
それだと話にならないですしね。

鍵のかからないドアに足音をかき消す絨毯。
唯一の鍵がかかる場所はサウナルームのみ。
徹底した安息の場所の無さが残酷さを物語っています。

また、伊坂作品の魅力であるキャラクターの様に、
米澤さんの作品のキャラも結構親しみやすいです。
古典部シリーズの続きも気になりますし、また買ってみようと思います。

ライアーゲームとかリアル鬼ごっこのような、ある制限の中で
行動を起こす話って結構面白いですね。
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