遠回りする雛 / 米澤穂信

2011年01月31日 01:55

米澤穂信氏の古典部シリーズ第4弾、「遠回りする雛」を
読み終えました。米澤作品は「ボトルネック」「インシテミル」
古典部シリーズ3作に続いて6冊目。

今回は短編という事ですが、入学直後から約1年間の
時系列で繋がっており、短編でありながらも続いていました。
氷菓や愚者の~、クドリャフカ~、に出て来たキャラも出て来ており、
シリーズとしての関連は結構深いです。

 遠まわりする雛 (角川文庫)
 神山高校で噂される怪談話、放課後の教室に流れてきた奇妙な校内放送、
 摩耶花が里志のために作ったチョコの消失事件―“省エネ少年”折木奉太郎たち
 古典部のメンバーが遭遇する数々の謎。入部直後から春休みまで、
 古典部を過ぎゆく一年間を描いた短編集

 ・やるべきことなら手短に
 ・大罪を犯す
 ・正体見たり
 ・心あたりのある者は
 ・あきましておめでとう
 ・手作りチョコレート事件
 ・遠回りする雛

の7編が書かれています。

以下ネタバレを含む感想です。
あきましておめでとうの「袋のねずみ」は面白かった。
あれを思い付き(思い出し)、それに気付く高校生達。渋すぎる。

 折木奉太郎は〈古典部〉仲間の千反田えるの頼みで、
 地元の祭事「生き雛」へ参加するが、事前連絡の手違いで
 祭りの開催が危ぶまれる事態に。
 その「手違い」が気になる千反田は、折木とともに真相を推理する


と紹介される最後の本のタイトルにもなっている「遠回りする雛」。
ホータローの心境の変化(気付き)が鮮明に描かれていて、面白かった。
しかも、その前の章での摩耶花と里志が良い伏線にもなっている。

過去のシリーズみたいに長く謎を追うよりは
この作品のように単発で繋がっている方が読みやすいし
面白いと思った。過去3作がある上で成り立っているのも
あるけど、また短編で出して欲しいと思う。
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