2011年07月01日 15:45
仮面山荘殺人事件
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。
外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。
恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、
犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、
パニックに陥っていった……。
単行本として発売されたのが1990年ということで携帯電話が
登場しませんが、そんなに古くささを感じない小説でした。
ラストは見事にひっかかりました。お見事でした。
以下ネタバレ含む感想。
計ったのかと思い、秘書すげーと思っていたらそうではなかった。
結局雪絵殺しの犯人は伸彦なのかと思っているとここから
状況が一変。真犯人がまさかの人物と発覚。
お~これは見事に引っかかったと思ったら更にもう一波乱。
これは想像できませんでした。
朋美の幼なじみの作家阿川桂子が何故ここにいるんだろうと
不思議でしたが、全員いないといけなかったのですね。
読後感スッキリといった類の話ではありませんでしたが、
騙されてスッキリ。ちょっと東野作品から遠ざかっていましたが
また読んでみようかと思える良作品でした。
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