十角館の殺人 / 綾辻行人

2011年07月15日 12:04

綾辻行人の十角館の殺人を読みました。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思わせる
内容と雰囲気。文頭にもそう書いてありますね。
瓶で全てを告白と言うところは完璧そのものですね。

今は「犯人は秘かに笑う」という短編集を読み始めました。
赤川次郎や米澤穂信の短編が収録されています。
徳川夢声の「オベタイ・ブルブル事件」を既に読みましたが、
何だか読みにくかったです・・・

それはさておき、十角館の話。
 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の
 7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、
 恐るべき連続殺人の罠。生きて残るのは誰か?犯人は誰なのか?

 
登場人物の名前が有名推理作家の名前で呼ばれ、最初は
これが面倒な印象を受けましたが、これを使ってのトリック
だったとは。想像もできませんでした。

そしてこの本も初版は1987年と古い物であり、
携帯電話が登場しません。今であれば電波の通じないところと
書いてしまえば済むことかもしれませんが、時代を感じます。

以下ネタバレを含む感想。
終盤に進むにつれて、中村青司が本当に生きてるのでは、
紅次郎が真犯人なのか、と振り回されましたが、真犯人は
まさかの人物。動機だけは何となく読み取れました。
少々無理はありますが、見事なトリックです。

そしてあだ名。これがなければこのトリックも成立しない訳ですね。
君のあだ名は?と聞かれた後の答えで「え?」となりました。
見事にひっかかりました。
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